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年金の事務処理スピード

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事務処理が遅い

以前に「ねんきん定期便」を電話で依頼して送付してもらったことがあります。家のパソコンが故障してネットで確認することができなかったためですが、そのとき「届くまでに約2ヶ月かかります」と言われました。えっ?、と思いましたがどのような書類が送られるのか興味もあったので、承諾して郵送してもらうことにしました。

2ヶ月もかかるのかと驚いたのですが、実際には3ヶ月近くかかりました、その内容は、画面のコピーをプリントアウトしただけのもの。

年金保険料免除の申請をするときも、ねんきん事務所の窓口では審査に約2ヶ月かかると言われることが多いようですが、実際には3ヶ月以上かかった人もいました。但し免除の申請さえしておけば、申請の結果が出るまでは差押等が行われることはないので、その点だけは心配ありません。

年金給付までのタイムラグ

この2つの例では、いくら遅くてもたいしたダメージにはなりませんが、1日も早く年金を受給したい人にとっては大きな問題になることもあります。

退職後に年金が必要となっても事務処理に時間がかかるため、すぐには支給されません。この点に注意して早目に手続き(請求)を済ませておかないと収入がない期間が発生する可能性があるので注意が必要です。

最も深刻なのが障害年金が支給されるまでの期間が長いことです。3ヶ月、あるいは半年ほどかかることもあるそうです。障害年金を請求する人のほとんどは働けないために、定収入がありません。年金の請求が認められるまで無収入でずっと待たなければなりません。その間、年金がもらえるかどうか不安な状態が続きます。それでも請求が認められればよいのですが、認められなけば審査請求、更には再審査請求となり膨大な時間を費すことになります。

忙しいから時間がかかる、は本当なのか?

年金の審査、特に障害年金の審査はプロセスが多くその内容も高度、その上で審査の正確性を期すためには何ヶ月も、あるいは半年要するのも止むを得ないと思われるかもしれません。確かに障害年金では事前審査を経て認定審査、最後に認定結果の点検となります。その間には多くのチェック項目や審査内容があり、担当する部門も複数にまたがるため、1日や2日で終わる内容ではありません。

でも、障害年金や遺族年金はともかく、老齢年金に関しては事務作業だけで済むはずです。さぞ年金に携わってる皆さんは忙しいのだろう、と思うかもしれません。

でも見方をちょっと変えてみます。
例えば1日に10個の製品を、毎日作らなければならないとします。その納期が2か月先や3か月先ならば時間をかけて、ていねいな造りの、よりよい製品を作り出すことができますか? もちろん答えはノーです。なぜならば翌日もその翌日も10個づつ作らなければならないので、結局納期がどれだけ先でも、ひとつの製品を作るためにかける手間や時間は同じになるからです。

年金の審査も同じことが言えるのではないでしょうか?

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