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老齢年金繰下げの損得勘定、12年受取れば元が取れる

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老齢年金繰下げの基本については下記のページで解説しています

基本的な考え方

年金額を、100とします。

1ヵ月繰り下げると0.7の増額なので、

1年繰り下げると、8.4の増額になります。

一方で、8.4の増額を得るために、100の年金を犠牲にしたことになります。従って、

100 ÷ 8.4 ≒ 12

つまり、年金の支給期間が12年以上だと元が取れる計算になります。

女性は得する可能性が高い

かなりザックリとした計算ですが、そもそも何歳まで生きられるか、それ以前に、今の給付水準がいつまで維持されるか、誰にもわからなので、この程度の精度で十分なはずです。

例えば男性が65歳から5年間の繰下げをしたとします。70歳から増額された年金を受け取ることになりますが、70歳男性の平均余命は約10年です。支給期間が10年では支給総額が減ってしまうので繰下げる期間をもっと短くしたり、あるいは繰下げをしないという選択もあるかもしれません。

一方で女性の場合は損益分岐点となる82歳以上まで生存する可能性が高いので、その様な視点から積極的に繰下げを検討するのもよいでしょう。

もちろん男女関係なく、長生きをすればするほど得する仕組みになっているので、健康で長生きできる自信がある人は、ぜひ年金の繰下げを検討してみてください。

繰下げ時の給付倍率

繰下げしたときの給付倍率

繰下げなかったときの受給額を1としたときの年金受取総額

死亡時の年齢
65歳 70歳 75歳 80歳 85歳 90歳 95歳
繰下げ年数 1年 0.00 0.90 0.99 1.02 1.03 1.04 1.05
2年 0.00 0.78 0.96 1.02 1.06 1.08 1.09
3年 0.00 0.63 0.91 1.02 1.07 1.11 1.13
4年 0.00 0.45 0.85 1.00 1.08 1.13 1.16
5年 0.00 0.24 0.77 0.98 1.08 1.15 1.19

繰下げ請求をしなかった場合を1として、65歳からの繰下げ年数毎に何倍の年金を受給できるかをグラフと表にまとめてみました。

85歳まで生存すれば、繰下げた年数に関わらず1を超えるので、繰下げた方が受取総額は多くなります。概ね80歳を超えたあたりが損益分岐点となります。

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