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定年後、しばらく休みたい人の失業手当(基本手当):受給期間の延長

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失業手当の不正受給

以前勤めていた会社に、60歳の定年を間近に控えていた人がいました。その人は定年後に「失業手当をもらいながらしばらく温泉めぐりでもしてゆっくりしよう」などと話していたことを覚えています。それを聞いたときには「うらやましい」くらいにしか思いませんでしたが、今になって考えるとこれは不正受給に該当する可能性が高い行為です。

このサイトで何度も取り上げていることですが、失業手当(基本手当)は再就職の意思と能力がある人の求職期間中に支給されるものです。長年、雇用保険料を納めてきたのだから離職しただけでもらう権利があると考えるのは誤りです。しかし、残念ながら形だけの求職活動をして失業手当を受取っている人も少なくないようです。

受給期間の延長

ただ、そうは言っても長年働き続けてきたのだからしばらくはゆっくり休んで、英気を養ってから再就職に挑みたいと考える人も少なくないはずです。そのような人のために受給期間の延長制度があります。

失業手当を受給できる期間は原則として離職日の翌日から1年間ですが、下記の2つの要件を満たせば受給期間を延長することができます。

  • ①60歳以上の定年等に達したことによる離職であること
  • ②離職後の一定期間、求職の申込(*)をしないことを申請する

求職の申込とは(*)

「求職の申込」とは雇用保険の用語で、ここではハローワークで行う「失業手当の支給申請」と考えてください。

延長のイメージ

失業手当の受給期間延長

失業手当の支給申請である求職の申込を1年間を限度に遅らせることができます。延長の申出をしなければ通常の受給期間(離職日翌日から原則1年間)になります。

この制度は受給期間の延長と言われていますが失業手当を受取ることができる期間が長くなるわけではなく、遅らせるものであるといえます。

延長の申出

原則として離職日の翌日から2ヶ月以内に受給期間延長申請書に離職票を添えてハローワークに届けます。

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