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老齢年金の請求受付開始日

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「老齢基礎年金は、原則として65歳から受け取れます」と年金機構のホームページにあります。これを読めば65歳になれば直ぐに年金が受け取れると思うはずです。でも気をつけてください。65歳になって会社を定年退職し、翌月から「さあ、年金をもらって生活費に充てよう」と思っていたら実際に年金を手にすることができるのはずっと後になって、当座の生活費に困ることになるかもしれません。

いつから年金がもらえるのか

厚生年金の加入期間がない、もしくは12月未満の方は繰上げ請求をしていなければ65歳からの年金支給となります。この請求書類は65歳になる(つまり65歳の誕生日前日)まで受け付けてもらえません。提出書類が受理されて年金証書が送付されるまでどのくらいかかるのか分かりませんが、少なくとも1~2ヶ月くらいはかかると思われます。また、年金機構が発行しているパンフレットによると年金証書が届いてから年金が振り込まれるまで更に50日ほどかかるそうです。こうしてみると、実際に年金を受け取ることができるのは、どんなに早く手続きを済ませても65歳の誕生日から4~5ヵ月後といったところでしょうか。年金機構はホームページで65歳から受け取れるといっていますが、この表現はちょっと問題があるかもしれません。

条文ではどうなっているのか

年金機構のホームページでは65歳から受け取れるといっていますが、元になる法律はどうなっているでしょうか。

国民年金法 第二十六条
老齢基礎年金は、保険料納付済期間又は保険料免除期間(第90条の3第1項の規定により納付することを要しないものとされた保険料に係るものを除く。)を有する者が65歳に達したときに、その者に支給する。ただし、その者の保険料納付済期間と保険料免除期間とを合算した期間が25年に満たないときは、この限りでない。

厚生年金法 第四十二条
老齢厚生年金は、被保険者期間を有する者が、次の各号のいずれにも該当するに至つたときに、その者に支給する。

一  六十五歳以上であること。
二  保険料納付済期間と保険料免除期間とを合算した期間が二十五年以上であること。

こちらもやはり65歳に達したとき(65歳誕生日の前日)に支給されるとはっきりと書いてあります。

対応はよくなったが

もらえることには変わりありませんが、支給するとされているときから実際には半年近く後にならないともらえないのはどうなのでしょうか。請求、つまり必要書類の提出から支給まである程度かかるのはやむをえないので、65歳の誕生日前日まで受け付けてもらえないのが問題となります。

かつてに比べて、年金制度は受給者である国民に対してずいぶんやさしくなりました。それでもまだ、お役所的は部分は残っています。65歳に達したときに支給と明確に謳っているのだから、例えば、「65歳の誕生日の半年前から受け付けるので、65歳から年金を受け取りたい方は誕生日の3ヶ月前までに必要な書類を提出てください」といった運用にすれば、多くの人に喜ばれるとおもうのですが、どうなんでしょうか?

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