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ねんきんネットを使ってみました

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日本年金機構のホームページにある「ねんきんネット」を使えばこれまでの加入情報や将来の年金見込み額など、様々な情報を得ることができます。しかし、これまで使ってみたことがなかったので実際に試して、レビューをまとめました。

電子版ねんきん定期便

35歳、45歳、59歳の節目となる年を除いて、ハガキ形式のねんきん定期便が送付されますが、こちらは簡易なもので限られた情報しか掲載されていません。しかし節目の年に送付される封書形式のねんきん定期便では加入状況、納付状況、見込額など詳細な情報を知ることができます。ネットでアクセスすることできる電子版ねんきん定期便は後者の詳細版と同じ情報を得ることができます。

年金の加入期間、加入状況については毎月更新されて月初には前月までの状況を確認できますが、実績に応じた年金額と納付額についていは年に1度(5月20日時点の加入記録による)しか更新されません。せっかく毎月更新が行われるのだから、年金額についても毎月更新してほしいものです。

年金記録照会

上記の電子版ねんきん定期便で年金記録照会の情報は網羅されています。また、画面も電子版ねんきん定期便の方がすっきりして分かりやすい構成になっています。加入記録等の更新タイミングも同じなので、電子版ねんきん定期便があれば、この年金記録照会は必要ない気がします。

年金見込額試算

ねんきんネットにはいくつかの機能がありますが、その中で中核をなすものといえます。ねんきんネットを利用するほとんどの人はこの機能を利用して、自分の年金がどのくらいになるかを試算しているはずです。

これまでの加入状況や保険料の支払に応じた年金の見込額は上記の電子版ねんきん定期便等で知ることができますが、これには当然、これからの加入状況や保険料の納付については反映されていませんが、将来の働き方や保険料の納付について自分で予想して、年金額をシミュレートすることができます。

この試算機能では将来の期間を最大で10に区分して、それぞれの加入状況などを設定することができます。また、5つのパターンを登録することもできるので、いろいろな将来状況を想定して年金額を比較することもできます。

更に、追納や後納、支給繰上や繰下げによる年金額の増減や在職老齢年金の支給停止についても条件設定で反映することができるかなり本格的なものとなっています。

ただ、本格的であるだけに年金の知識がなければ使いこなすのが難しい感じがします。例えば入力中にこんなメッセージが出ました。
老齢基礎年金のみの繰上げはできません。【受給開始年齢情報を変更】ボタンを押して、老齢厚生年金の受給パターンのうち、「繰上げ」を選択し、老齢厚生年金と老齢基礎年金の受給開始年齢は同じ年齢を選択した上で、【試算】ボタンを押してください。
老齢基礎年金と老齢厚生年金は同時に繰上げなければならないことを知っていれば何でもありませんが、そのことを知らない人がこのメッセージを見たら多くの人はその先に進む気力がなくなるのではないでしょうか。

このような理由から使いこなすことができる人は多くないと思われます。しかし、年金の制度がそもそも複雑なのでそれは仕方ないことです。逆に言えば、年金の知識がある程度以上であれば、かなり使えると言えそうです。

ここでの試算は婚姻状況は考慮されません。具体的には加給年金と振替加算の額が反映されていません。また、老齢年金の受給要件である保険料納付要件は考慮されていません。要件を満たさなければ1円ももらえないことに気をつけてください。

私の履歴整理表作成

年金の見込額を計算するために必要な情報を入力するためのものだと思っていたのですが、どうもそうではなさそうです。では、何のためものもか? よく分かりません。おそらく自分の年金加入情報等を整理して、年金加入記録をの漏れや誤りを見つけやすくするためのものだと思われます。

いずれにせよ、年金記録に疑義がある人以外が使うことはなさそうです。

その他

各種届書きの作成ができるとありますが、電子申請できるわけではありません。作成できる書類も限られ、窓口へ出向いたり郵送しなければならないことから、まだまだこれからと言ったところでしょうか。このほかにもいくつかの機能を備えています。気になる方はぜひ実際に使ってみてください。

最後に

オンラインバンキングでもここまでしないだろうと思うくらいにセキュリティが厳しく、大変使いづらくなっています。ログインするときには毎日「ネットワーク環境が変わったから」と言う理由で秘密の質問の回答を求められます。おそらく動的なIPアドレスが影響しているのでしょうが、固定IPアドレスを使っている人などほとんどいないことを考えると、これはやりすぎではないでしょうか。

またちょっとの間、画面操作をしないだけですぐに強制ログアウトとなります。個人情報を扱っているという理由からでしょうが、そもそもねんきん定期便やその他年金額等に関する個人情報は紙媒体で提供されるものです。パソコン画面が危険というのであれば、紙媒体はもっと危険なはずです。どちらも個人の責任で管理するものであって、過剰なセキュリティで使い勝手を犠牲にすることがないよう配慮をお願いしたいと思います。

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