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年金保険料の免除申請と審査手順

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国民年金窓口での対応

先日、ある知り合いの方の年金保険料の免除手続きに付き添いました。その人は年金の知識はほぼ皆無、もちろん免除のしくみについての知識もありません。そのため不安だからいっしょに来てほしいと頼まれ、市役所の国民年金窓口に出向きました。

窓口で対応してくれたのはまだ相当若いおそらく新卒ではないかと思われる女性でした。免除の申請をしたい旨を伝えると、申請用紙を差し出し「基礎年金番号、氏名、生年月日、住所を記入して、認印を押してください」との説明を受けました。免除を申請した知り合いはその場で言われたとおりに記入をし、認印を押してからその用紙を女性に提出しました。どうもこれで手続きが完了したようです。

私は心の中で「えっ?」と思いましたが、今回の免除申請では特に問題がないのでそのまま窓口を後にしました。その知り合いの方は、「こんなに簡単ならばわざわわ来てもらうこともなかった」と、恐縮していましたが、本当は「こんなに簡単」ではありません。

免除審査区分の順序

免除には全額免除、4分の3免除、半額免除、4分の1免除があり、それに加えて納付猶予の5区分があります。
免除や猶予を申請する人の事情は様々です。できるだけ保険料を払いたくない人もいれば、たとえ全額免除に該当していても将来もらえる年金額のことを考えて半額免除を受けたいと考える人もいます。納付猶予にしか該当しないならば(納付猶予では将来の老齢年金額は増えません)、いっそのこと通常の保険料を払っておこうと思う人もいるはずです。

これら様々なニーズを満たすために、各区分の審査の順序順序を指定したり、特定の(1つまたは複数の)区分だけの審査を申請することができます。また、納付猶予の優先順も指定できます。

指定しない場合

では、これらを全く指定しない場合はどうなるのでしょうか?
その場合は、全額免除→(納付猶予、50歳未満の場合)→4分の3免除→半額免除→4分の1免除、の順序で審査されます。つまり、年金保険料の額をできるだけ抑えることを意図したものです。

市町村窓口の対応

話を元に戻します。件の免除申請をした方はどのような審査を受けるのでしょうか? 区分の指定や順序についての記入欄には何も書いていないので、上記の「指定しない場合」で審査されるはずです。この方が少しでも年金保険料の支払いを少なくしたい、できれば支払いたくないと考えていることを知っていたので、私も窓口の担当者に何も言いませんでした。

実際に免除を申請する人のほとんどはこのような申請、つまりできるだけ納める保険料が少なくなる審査区分を希望していると思われるので、行政のこのような対応は問題はないのかもしれません。現実問題として、免除制度について個別に細かく説明して、理解と納得を得た上で免除申請を受け付けていたのでは窓口はパンクしてしまいます。

詳しく知りたければ年金事務所へ

ここでは年金保険料の免除についてのことですが、この件に限らず、市町村庁の国民年金窓口での対応には限界があります。窓口の担当者が複雑な年金制度についてどの程度理解しているのかも分かりません。そのため、ちょっとでも疑問に感じたら年金事務所へ相談に行くことをお勧めします。年金事務所の相談窓口ならば、対面でいすに腰掛けてじっくりと説明を受けることができます。

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