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年金と経済成長の関係

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きんさんぎんさんの貯金

唐突ですが、きんさんぎんさんを覚えていますか? 100歳を過ぎてもお達者で若々しく、その言動は多くの人を惹きつけました。そんな魅力的な人を世間は放っておく訳もなく、連日マスコミを賑わしていました。

そうなると当然、いくらかの出演料を手にする訳ですが、そのお金を「将来に備えて」貯金をしていたそうです。
何だかちょっと笑ってしまいそうなエピソードですが、このように考えるのは特別なことではなく、むしろ普通ではないでしょうか?

将来的な金銭リスクについて

もし私が100歳まで生きて、そのときにまとまったお金を受取ったら、やはり先々のことを考えてかなりの部分を貯蓄に回すと思います。きんさんぎんさんの半分も生きていない私も、100歳になった人も、将来の金銭的な不安はそうは変わらないと思うからです。
むしろ手足が不自由になったり、持病に悩まされたりと、今以上に将来のお金の不安は尽きないことになっているような気がします。

年金がもたらす経済成長

では、もし社会保障制度が信頼に足るもので、病気になっても十分な医療を受けられると思えばどうでしょうか? まとまったお金が手に入れば後顧の憂いなく使い切ってしまうことができます。でも、将来に不安があればそれどころではなく、誰もが貯蓄にせっせと励むはずです。

景気の気は気分の気、と言われるように、将来に対する不安の程度が人々の消費に大きく影響し、その結果、景気回復の足を引っ張ります。年金制度に対して誰もが信頼を抱き、病気になっても十分な医療サービスを受けることができると確信すれば消費が増えて、経済成長に大きく貢献します。

日本人の貯蓄は1000兆円を優に超え、その多くをシニア層が握っています。年金をふくめた社会保障制度が信頼のおけるものになり、この人たちが安心してお金を使うようになれば、経済は相当活気付くことになります。
少子高齢化に加えて国際間競争の激化、日本経済の行く末は悲観的なことばかりが目立ちます。そんな中、唯一の光明はシニア世代の莫大な金融資産です。この眠っているお金を動かすことこそが、最大の景気対策になることは間違いありません。

アベノミクスは大切ですが年金制度の抜本改革の方が、デフレ脱却効果が期待できるのはないでしょうか? 子や孫に譲渡できる非課税枠を多少増やしたくらいではタカが知れています。自分のために使うことでこそ、大きな消費につながります。
年金改革には大きな困難を伴いますがどうせいつかは、やらなければならないことです。しかも先送りをすればするほど問題は深刻化するのです。

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